注目のキーワード

子どもが「肩がこる」と言う。子どもなのに肩こり?【原因と対策】 よく見られている記事

2016年4月10日

子どもが「肩がこる」と言う。子どもなのに肩こり?【原因と対策】

「肩こりは大人がなるもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は子どもにも肩こりが起こります。まずは日常のいろいろなシーンでの姿勢に気を配り、普段使っている机や椅子が体に合っているかも見直しましょう。この記事では、子どもの肩こりを予防するコツや役に立つ対策をお届けします。

子どもでも肩がこります。姿勢や冷え、ストレスに注意しましょう

元気いっぱいのはずの子どもの肩がこっている・・・。すぐには信じられないかもしれませんが、大人と同じように子どもでも肩がこります。

肩こりは、肩やその周辺の筋肉がこわばり、血行が滞ることから起こります。つまり、勉強や楽器の演奏などで同じ姿勢を続けたり、薄着で冷えたりすると、血めぐりが悪くなるので、子どもが肩こりになっても不思議ではないのです。また、大人と同様、運動不足による筋力の不足やストレスなども、肩こりを招く原因です。

子どもの肩こりを語る上で欠かせないのが、テレビゲームやスマートフォンです。調査によると、小学校5~6年生の44.6%が1日に1時間以上テレビゲームやパソコンで遊んでいます(*1)。また、小学校4~6年生の携帯電話やスマートフォンの利用率は、中学生や高校生に比べてここ数年間で大きく伸びています(*2)。

テレビゲームやスマートフォンで遊ぶとき、きちんと背すじを伸ばし正面を向いているというお子さんは少ないのではないでしょうか。横座りしたり、前かがみになったりといった姿勢は、肩や背すじの筋肉に負担をかけます。特にスマートフォンや携帯電話の画面はブルーライトを発するため、目の疲れから肩こりが発生していることも考えられます。

覚えておきたいのが、お子さんが肩のこりを上手に表現できず、「肩が痛い」と訴えている可能性です。学校での出来事や痛みの程度をよく聞き、肩こりの場合は肩や背中への負荷を減らす姿勢や生活習慣を身につけてください。体育の授業やスポーツで打撲していたなど、けがが疑われる場合は病院へ行きましょう。

*1 出典:厚生労働省「全国家庭児童調査結果の概要」(平成21年度)
*2 出典:内閣府「子供・若者白書」(平成27年版)

知っておきたい!子どもの肩こりを予防するセルフケアの5つのコツ

「子どもが「肩がこる」と言う。子どもなのに肩こり?」。そんな不調の対策や予防法をご紹介します。ご家庭でできるセルフケアを上手に取り入れて、健康で快適な毎日を送りましょう。

コツ1.勉強、テレビ、ゲーム、スマホの姿勢をチェック

寝転んで本を読む、背中を丸めてスマホ画面を見るなどは、どれも背骨(脊椎)に負担をかける姿勢です。ゲームやテレビを楽しむときは、椅子にきちんと座って楽しむ環境をつくりましょう。

机に向かって熱心に勉強をしている最中は、背すじが伸びているかを意識するのは難しいものです。猫背や前のめりになっていないかなど、ときどきお子さんに声をかけて注意を促しましょう。

コツ2.机や椅子の高さは成長に合わせてこまめに調整

子どもの体は日々成長しています。「そういえば、机や椅子の高さを最後に調節したのはいつだったかしら?」と思い当たったら、机や椅子の高さがお子さんの体に合っているか確認してください。

注意するポイントは大きく4つ。自然に曲げた肘と机の天板の高さが同じかどうか、背もたれが背中にしっかりと当たっているかどうか、足の裏が足置きか床にしっかりついているかどうか、椅子に座ったときに膝の裏と椅子の座面のふちに隙間があるかどうかです。

<勉強するときの基本の姿勢>
勉強するときの姿勢は、肘と天板の高さ、背もたれ、足の裏、膝の裏をチェック。照明が机上をきちんと照らしているかにも注意

勉強するときの姿勢は、肘と天板の高さ、背もたれ、足の裏、膝の裏をチェック。照明が机上をきちんと照らしているかにも注意

 

リビングで学習するスタイルのお宅にときどき見受けられるのが、ダイニングチェアに座って勉強しているケースです。一般的なダイニングテーブルとチェアは大人向けに設計されています。座面や足置きの高さを変えられる子ども用の椅子を用意すると、常にお子さんの体に最適な環境に整えることができます。

コツ3.目の疲れを改善して肩こりも予防

勉強やパソコン作業などで長時間机に向かうお子さんは、肩がこると同時に目も疲れているケースが多くあります。目が疲れるとノートやディスプレーが見えにくいため、姿勢が悪くなり、肩こりを招いていると考えられます。「目を温めると気持ちがいい」と感じたら、休憩時間は蒸しタオルなどで目を温め、目の周りの収縮した筋肉をほぐしましょう。

40℃くらいの蒸しタオルを目に乗せて10分ほど温めると、目のピント調節力の改善やリラックスにも効果的。蒸しタオルを使うときはやけどに注意

目の疲れを防ぐために、照明が机の上をまんべんなく照らしているかも確認してください。暗くなったり切れかけたりした照明を取り替えるのがおっくうで放置しがちという場合は、長寿命タイプの照明を検討しましょう。

▼関連記事:受験勉強する子どもの疲れ目や近視が心配【原因と対策】

コツ4.冷えやストレスが肩こりの原因なら、温めケアでやわらげる!

「教室が寒い」「薄着で登下校している」というお子さんは、冷えが原因で筋肉が緊張して血行が滞り、肩こりを感じている可能性があります。薄着は避け、使い捨てカイロなどで両肩を温めてみましょう。発痛物質や疲労物質の代謝が促されるので、肩のこりや痛みの改善につながります。

勉強の合間に肩や首を温めると、こりや痛みの予防に役立つ。蒸しタオルを使うときはやけどに注意

 
学校、習い事、塾などで時間に追われがちな現代の子どもたちは、ストレスや緊張を感じている場合もあります。すると、自律神経のバランスが崩れ、血めぐりが悪くなります。

そんな状態を手軽に解消する方法として、入浴があります。湯船につかり、熱すぎない38~40℃のお湯で全身を温めてください。“カラスの行水”になりがちなお子さんには、しっかり肩までつかる習慣を身につけてもらいましょう。副交感神経が優位になり、リラックスできます。好きな香りの入浴剤を使うのもおすすめです。

▼関連記事:リラックスやストレス解消―すぐに役立つ健康入浴法(2)

コツ5.ランドセルや重い荷物の負担を最小限に

子どもが毎日のように学校に持って行くたくさんの教科書や運動靴は、大人が持っても重いと感じる場合も多く、体に大きな負荷がかかっています。必要ないものが入ったままになっていないか、ランドセルの中身をあらためましょう。

体の左右のどちらかだけに負荷をかけるのは、筋肉がこわばる原因です。複数の荷物を手で持つ場合は両手に分け、肩かけや斜めがけカバンは左右交互にかけ直します。

▼【腰痛・肩こり・腕の痛み】をもっと読む

この記事をシェア

  • facebook
  • twitter
  • google+
  • はてブ