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歯の色とツヤ<歯の健康の基礎知識6> new

2018年12月27日

歯の美しさを損なう2種類の要因

歯の黄ばみや色ムラを起こす原因には、内因性の着色と外因性の着色があります。前者は歯の内部構造に起因するもので、後者は食品やタバコなどによる表面の付着物が関わっています。

歯の色には、個人差がある

歯は、黄色味を帯びた象牙質を、半透明のエナメル質がおおった構造です。私たちが見ている歯の色は、エナメル質が受ける光の散乱や吸収が関係しています。したがって、エナメル質の透明度が高い人やエナメル質が薄い人ほど、内側にある象牙質の色が透けて、黄色っぽく見えます。象牙質の黄みが強くて、歯が黄色っぽく見える場合もあります。

また、歯の根元はエナメル質が薄くなっているので、エナメル質の透明度が高い人は、根元がより黄色っぽく見えます。

黄ばみの大きな原因は飲食物による着色

紅茶やコーヒーなどの飲食物やタバコのヤニによる着色も、歯が黄ばんで見える大きな原因のひとつです。

カレーなど、色の濃いものは、その色素が歯に付着しますが、この色素は、歯をみがけばとれます。問題なのは、歯みがきしても落ちにくい着色。もっとも着色が残りやすいのは、紅茶や緑茶、烏龍茶などのリーフティー、赤ワインだといわれています。

これらに含まれる渋み成分(タンニン)は、カルシウムや鉄などの金属イオンと結びつきやすく、いったん歯の表面に沈着すると、なかなかとれないという性質があります。

加齢による色やツヤの変化

歯の美しさには、色だけでなくツヤも重要な要素です。しかし、加齢とともに、歯の黄ばみが増し、ツヤがなくなる傾向があることがわかっています。

歯を白く見せているエナメル質は、透明なヒドロキシアパタイトの結晶が円柱状になったエナメル小柱からできており、年月とともに、小柱のわずかな隙間に微小な沈着物が詰まっていきます。沈着物が詰まっていると、光が散乱せずに光を透過させてしまうため、エナメル質の下の黄色っぽい象牙質が透けて見えることで、歯が黄ばんで見えます。

加えて、年齢を重ねると、無機物と有機物が混在した沈着物が歯の表面に付着していき、ごく小さな凹凸ができることがあります。すると、凹凸が光を乱反射してしまい、歯のツヤが低下するのです。

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