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歯垢と歯石<歯の健康の基礎知識3> よく見られている記事

2018年12月27日

歯垢は細菌のかたまりです。むし歯(虫歯)や歯周病にならないように歯はていねいにしっかりとみがきましょう。

歯垢は細菌のかたまり。むし歯(虫歯)や歯周病の原因に

歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉のさかいめなどをよく見ると、白いものがついていませんか。それが「歯垢」です。

歯垢とは、口の中で繁殖した細菌が、水にとけにくいネバネバした物質とともに、歯に付着してできた汚れで、わずか耳かき1杯(0.1g)の歯垢に、100億個以上の細菌がいます。

つまり、歯垢は細菌のかたまりで、バイオフィルムの一種。バイオフィルムとは、ネバネバした粘性物質(菌体外多糖体)に覆われた細菌の総称で、身近なところでは、お風呂場などの排水溝や台所の流しにある三角コーナーのヌルヌルもこれにあたります。

歯垢は、ネバネバした物質と一緒に、歯に強固に付着しているため、水で口をゆすぐだけでは充分に取り除くことができません。ハブラシを使って、ていねいにみがくことが必要です。歯垢が落としきれず、蓄積すると、むし歯、歯周病などの原因となってしまいます。

<歯垢(電子顕微鏡写真 ×5000)>

歯垢の約70%は細菌のかたまり

歯垢の約70%は細菌のかたまり。わずか耳かき1杯(0.1g)の歯垢に、100億個以上の細菌が生息している

歯石は歯みがきだけでは取れない

検診で歯医者さんに行ったときに、「歯石を取りましょう」と言われ、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間から硬い石のようなものを取ってもらった経験はありませんか?

「歯石」とは、唾液中のミネラル(主にカルシウムやリン)が歯垢に沈着して石灰化したもので、特に唾液腺の出口に近い上顎の頬側(外側)と下顎の前歯の内側ができやすい場所です。

たまった歯垢をそのままにしておくと、だ液中のカルシウムやリンと結びついて石灰化し、やがて「歯石」となり、歯周病といった歯肉の病気の原因となります。

歯石の表面はザラザラしているので、その上にさらに歯垢がつきやすくなります。歯石は歯垢とちがい、歯をみがくだけでは落とせません。歯石予防には、歯垢のうちに確実に落とすことが大切です。

もし歯石がついてしまったら、早めに歯科医院へ。日頃から定期的に検診を受けて、歯石をチェックしてもらうといいでしょう。

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