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2018年12月27日

唾液のさまざまな働き<歯の健康の基礎知識2>

唾液には健康に関わるさまざまな働きがあります。よくかむことで唾液の分泌がよくなります。

唾液には口や体の健康に関わるさまざまな働きがある

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されるといわれています。

唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働き。それから、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によってむし歯を防ぐ、粘膜を保護するといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。

kiso2_02_11日に約1000~1500ml
安静時 毎分0.1~0.4ml
刺激時 毎分1~2ml
kiso2_02_2○浄化作用○殺菌作用
○消化作用○再石灰化作用
○緩衝作用○粘膜保護作用

サラサラ唾液とネバネバ唾液の違い

唾液の分泌は、夜寝ているときに少なくなります。そのため、夜間に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると、口の中がネバついたり、口臭が気になったりしがちです。そのため、就寝前にはよりていねいなケアを心がけることが大切です。

また、唾液の分泌は自律神経によって調整され、副交感神経が優位な状態(リラックス状態)では、サラサラ唾液が分泌されます。反対に、交感神経が優位な状態(ストレス状態)では、ネバネバした唾液が出ます。

唾液の分泌は自律神経のほか、加齢や薬の副作用などが影響する

 
一方、自律神経は体の状態にも大きく関わっており、自律神経の乱れによって、冷えや疲労感、倦怠感、胃腸の不調などを感じることが知られています。したがって、唾液の分泌が減少して口の中のネバつきや口臭を感じる場合には、口内環境だけでなく身体にも何らかの不調をきたしている可能性があるので、体調に配慮し、生活習慣を見直してみましょう。

▼関連記事:自律神経の基礎知識 【交感神経と副交感神経】

唾液が出にくいと感じたら?

唾液が出にくいときは、食事の際にはよくかむようにしましょう。さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。

唾液腺マッサージで唾液の分泌をUP!

大きな唾液腺のある場所をマッサージすると、唾液の分泌が促されます。
3分間ほど、痛くない程度の力で押してみましょう。

kiso2_03_01kiso2_03_02
耳下腺(じかせん)
四本指を耳たぶの下あたりに当てて、後ろから前へぐるぐる回すように押す。
顎下腺(がっかせん)
親指をあごの骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下からあごの下まで5カ所くらいを順番に押す。
舌下腺(ぜっかせん)
両手の親指をそろえ、あごの真下から、したをつきあげるように、グッと押す。

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