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便のたびに痛くて出血もする。痔は改善できる?【原因と対策】 new よく見られている記事

2018年11月16日

便のたびに痛くて出血もする。痔は改善できる?【原因と対策】

排便時の肛門の痛みや出血は、内痔核(いぼ痔の一種)や切れ痔(裂肛)などのおそれがあります。この記事では、痔の予防と改善に役立つセルフケアをご紹介。簡単なストレッチや食生活のコツもお届けします。

排便トラブルの改善と肛門部の血行促進が重要です

残便感がある、肛門付近が痛む、排便時以外も痛む、痛くないが出血する、かゆみがある、下着が汚れるなど、痔のタイプによって症状は異なるものの、排便時に出血や痛みがある場合は、「いぼ痔(痔核)」のうち「内痔核」や「切れ痔(裂肛)」のおそれがあります。他の病気が潜んでいないかも含め、まずは病院で診察してもらいましょう。

痔だと診断されたら、生活習慣を見直すことが重要です。痔の原因の多くは生活習慣にあるため、治療した後でも、再発する可能性があるからです。

内痔核や切れ痔が起こる原因の一つに、肛門部の血めぐりの悪化が挙げられます。便秘などで強く“いきむ”ことで、肛門のクッション組織の血行が滞り、うっ血することで内痔核に。また、内肛門括約筋が収縮して血行が滞ると、切れ痔につながります。痔を予防・改善するには、排便トラブルを解消するとともに、肛門部の血行をよくする習慣を取り入れるとよいでしょう。

知っておきたい!痔の予防と改善に役立つ5つのセルフケアのコツ

「便のたびに痛い」「肛門から血が出る」といった不調が気になっていても、「トイレのときだけ我慢すればいいから」とそのままにしていませんか?この記事では、男女ともに悩む人が多い「いぼ痔」と、女性に多い「切れ痔」の対策や予防法をメインにご紹介します。自分に合ったセルフケアを取り入れて、健康で快適な毎日を過ごしてください。

コツ1.痔の改善は、便秘・下痢の改善からスタート!

便秘と下痢は、痔の大きな原因です。便秘で硬くなった便は肛門周辺を傷つけやすいので炎症につながり、排便時のいきみも肛門周辺の組織のうっ血を招いてしまいます。「とにかく便を出したい」と思うあまりに長時間いきみ続けると、強い腹圧が肛門への負担になるので、無理な排便には注意しましょう。

下痢なら軟らかい便だから痔にならないのでは?と思うかもしれませんが、下痢による刺激を受けたり肛門を頻繁に拭いたりすることで粘膜が傷つき、細菌が肛門と直腸の境目に入り込んでしまうと、「あな痔(痔ろう)」になることもあります。痔の改善は、慢性的な便秘や下痢の改善が不可欠です。

▼関連記事:痔には「いぼ痔」「切れ痔」「あな痔」の3つの種類があります
(この原稿の最初の記事「基礎知識」へリンクを想定)

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前かがみの姿勢をとり、肘を太ももに乗せ、かかとを上げると、直腸と肛門の角度が広がり、便が出やすくなる

コツ2.血めぐりアップで痔の痛みを軽減

意外かもしれませんが、身体の冷えが痔に影響することもあります。寒さや体の冷えは、肛門括約筋などの筋肉や肛門周辺の血管を収縮させるため、痔の痛みが増すのです。

寒い屋外や夏のエアコンが効いた職場では、下着を重ねる、貼る使い捨てカイロを使うなどして、お腹(下腹部)や腰を冷やさないように気をつけてください。夜はシャワーで済まさず、ぬるめのお風呂につかって、身体全体の血めぐりを促しましょう。(※)

▼関連記事:入浴の効果って?―すぐに役立つ健康入浴法(1)

※あな痔(痔ろう)の場合は肛門周囲を温めないほうがよい

コツ3.仕事の合間のストレッチで血行を促進!

肛門周辺のうっ血は、痔を悪化させます。パソコン作業や運転などで同じ姿勢を長時間続けると、血めぐりが悪くなり、うっ血につながります。休憩時間は骨盤内の血行をよくするための内転筋ストレッチなどで身体を動かしてください。尿もれや頻尿の改善にも役立つ骨盤底筋体操もおすすめです。

昼休みは外に出る、違うフロアに移動するときは階段を利用するなど、ちょっとした積み重ねが大切。活動量を増やせば、便秘の解消にも役立ちます。

▼関連記事:コツ1.尿もれ対策はゆるんだ骨盤底筋(こつばんていきん)を鍛えることからスタート

<四股踏み内転筋ストレッチ>

椅子に浅く腰かけ、大きく足を開き、内股にならないようにして両手を膝の上に置く。次に、片方の肩を股関節のほうへ入れ込むようにして、全ての息を吐いて吸う腹式呼吸を心がけながら10秒程度キープ。ゆっくり戻して、もう片方の肩も同様にストレッチをする。

コツ4.香辛料やアルコールはほどほどに

痔の改善には、食生活の見直しも必要です。便秘がちな人は、朝食を欠かさずとる習慣を。食物繊維を含む藻類や野菜、きのこなどに加え、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)のバランスを整える発酵食品も積極的に食べましょう。また、香辛料などの刺激物やアルコールをとりすぎると、肛門を刺激したり、下痢の原因になったりするので、注意が必要です。

男性に多いあな痔は、アルコールのとりすぎによっても悪化する

コツ5.肛門を清潔に保って炎症を予防

大腸菌などの細菌が患部に侵入すると、炎症を起こして、痔などの症状が悪化することがあります。炎症を予防するために、排便後は温水洗浄便座のシャワーや清浄剤などを活用して、肛門とその周囲を清潔に保ちましょう。

温水洗浄便座が普及した今、シャワーの水圧による強い刺激がないと便意が起こらず排便できなくなる例が報告されています。スムーズな排便は大切ですが、シャワーに頼りすぎず、軽くいきむ程度で気持ちよく排便できる状態に整えることが必要です。

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