注目のキーワード

めまい・耳鳴り・難聴…。子どもでも起きるの?【原因と対策】 よく見られている記事

2018年9月28日

めまい・耳鳴り・難聴…。子どもでも起きるの?【原因と対策】

めまい・耳鳴り・ふらつき、それに伴う頭痛や腹痛などがお子さんに起こった場合は、周囲の大人の理解と正しい対処法がとても重要です。この記事では、朝のめまいを防ぐちょっとしたコツや、勉強時にできる工夫、家族で取り組めるリフレッシュ法、お子さんの難聴に気づきやすくなる知識などをお届けします。

変調の早期発見と家族の理解が重要です

大人と同じように、子どもにもめまい・耳鳴り・難聴などが起こります。しかし、大人とは異なる点があり、改善には周囲の理解と協力が欠かせません。

子どものめまいや立ちくらみは、自律神経の変調から起こりやすい「起立性調節障害」が多く、頭痛やイライラ、腹痛などを伴うケースもあります。朝礼や体育の時間に倒れてしまう、朝起きられない、天気に体調が左右されるといった状態につながります、怠けているわけではないことをまず理解してあげましょう。

子どもの耳鳴りや難聴の原因で多いのは、「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」です。風邪をひいた後や急性化膿性中耳炎の後に起こりやすいので、経過を注意深く観察してください。難聴や耳鳴りの症状を子どもが正しく伝えるのは難しいので、詳しく確認することが、早期発見のカギです。

コツ1.ストレスマネジメントは子どもにも大切

起立性調節障害は、立ち上がった際に下がった血圧がすぐに回復せず、脳が一時的な血流不足になることで起こります。体質に加え、急激な発育やストレスの影響で自律神経のバランスが乱れることも大きな原因と考えられます。お子さんの変調に気づいたら、学校や塾で変わったことがなかったか、確認してみましょう。じっくり話を聞く、担任の先生など周囲に相談するといった姿勢が、お子さんのストレスの軽減につながることもあります。

多少のストレスに揺らがない丈夫な心身を育むことも重要です。健康づくりの基本は、規則正しい食生活と睡眠リズムです。朝は決まった時刻に起床して、朝食は抜かず、毎日3食をきちんと。できるだけ家族一緒に食べるようにすると、会話の機会が生まれ、お子さんの変調に気づきやすくなります。

「まだまだ子ども」と思っていても、友人関係の変化や受験勉強など、子どもでもストレスを感じることが増える

コツ2.動作や姿勢を見直してめまいを予防

日常のちょっとした動作に気をつけるだけで、起立性調節障害のめまいや立ちくらみを防げる場合もあります。まずは、寝た状態や座った姿勢からいきなり立ち上がらず、ゆっくりと立ち上がること。特に朝は、頭を下向きにして前かがみの姿勢で立つと効果的です。

日中は、だるくてもできるだけ横にならないようにしましょう。机に向かうときは背筋を伸ばし、椅子から立ち上がるときはゆっくりと。長時間の勉強で疲れたら、40℃くらいの蒸しタオルを肩や目に乗せると、収縮した筋肉をときほぐすことができ、肩こりや疲れ目が緩和します。

▼関連記事:コツ2.机や椅子の高さは成長に合わせてこまめに調整!照明の明るさも点検

温めると血行がよくなるので、肩こりや疲れ目がやわらぐなどの効果がある。蒸しタオルでやけどしないように注意

コツ3.ぬるめのお風呂や“プチ瞑想”でリラックス

ストレスや緊張で交感神経が活発になり続けると、体調を崩しやすくなるのは、大人も子どもも同じ。耳鳴り・難聴といった不調が現れるお子さんもいます。そこで、自律神経を整える時間を意識してつくりましょう。

夜はぬるめのお風呂にゆっくりつかってリラックス。副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整えられます。入浴すると深部体温が上昇した後に急降下するので、良眠が得やすくなる効果もあります。

簡単にできるのが、副交感神経が優位になっている排便後や入浴後を利用した“プチ瞑想”です。約5分、目を閉じたまま何も考えない時間を過ごしてください。

寝る前のリラックス方法として、40℃くらいの蒸しタオルで目を温めるのもおすすめ。蒸しタオルでやけどしないように注意

コツ4.身体を動かすのも予防のポイント

身体を動かす習慣は、大人にも子どもにも必要。起立性調節障害によるめまいや立ちくらみも、ストレスに起因する耳鳴りや難聴も予防する効果があります。できれば毎日、運動しましょう。スポーツが苦手なお子さんの場合は、家族みんなで散歩がわりのウオーキングを楽しみませんか。早歩きとゆっくり歩きを繰り返す“インターバル歩行”がおすすめです。

▼関連記事:コツ4.「インターバル歩行」で 心地よい汗を!

暑い日に屋外で無理に運動するのは避けてください

コツ5.お子さんの難聴に早めに気づくには?

子どもの難聴では、耳鳴りはほとんど起こらないのが、大人とは異なる点です。難聴のサインのうち、気づきやすいのが、「テレビに近づいて見るようになった」「同じ距離でテレビを見ているときにボリュームを上げるようになった」といった変化です。「呼びかけに答えない」「何度も聞き返す」などが増えたときも、難聴かもしれません。

子どもの難聴には、先天性や耳の病気によるもの以外に、ストレスが影響した心因性のケースが少なくありません。特定の人との関係で悩んでいる場合、その人の声だけ聞こえないこともあります。お子さんの難聴が心因性だと診断されたら、前項で挙げたストレス対策を心がけてください。

小学生から中学生の難聴でも、友人関係や親子関係のストレスが原因の場合がある


 
▼【めまい・耳鳴り・難聴】をもっと読む

この記事をシェア

  • facebook
  • twitter
  • google+
  • はてブ