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冷え症と冷え性は違う?冷え対策で美脚に?【健康豆知識】 new

2019年3月7日

冷え症と冷え性は違う?冷え対策で美脚に?【健康豆知識】

「冷えなんて自分には関係ない」「冷えるとよくないって言われてもピンとこない」など、冷えにまつわる間違った思い込みや情報を信じている人や、素朴な疑問を持っている人が少なくありません。間違った知識は、不調や不快感を招く可能性もあります。この記事では、知っておくと日常の冷え対策に役立つ興味深い情報をお届けします。あなたの思い込みや疑問をチェックしてください。

「冷えると体に悪い」に根拠はあるの?

「冷えは万病のもと」「お腹を冷やすとだめ」など、祖父母や両親世代の人から、体を冷やさないように言われた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。「体を冷やすと健康によくない」のは、単なる言い伝えではなく、根拠があります。

冷えると血管が収縮して血めぐりが悪くます。体に運ばれる血液が減るので、血液が運んでいた栄養が行き渡らなくなり、発痛物質や疲労物質の代謝も滞ります。また、冷えた部位に送られた血液が心臓に戻ると、体の中心部まで冷えてしまい、正常な生命活動を妨げることにつながります。このように、体が冷えるとさまざまな不調につながるのです。

▼関連記事:冷えを防ぐための基礎知識【血行や自律神経との関係】

え、冷え対策で美脚に!?

冷えを防ぐと美しく健康的な下半身につながるのは、間違いではありません。足の血行が悪いと脂肪や水分がたまり、足がむくむ原因になります。そのような状態が続くと、頑固なセルライトになったり、下半身太りを招いたりします。つまり、冷え対策により、脂肪や水分が足にたまるのを防げば、むくみやセルライトの予防につながるというわけです。

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入浴による水圧は、足の血行を促すのに役立つ

自覚がなくても、もしかして「隠れ冷え症」?

「私は冷え症ではない」「手が温かいから大丈夫」と思っている人も、本当にそうなのか、一度チェックしてみませんか。

方法は簡単。手のひらを、首の後ろや二の腕の後ろ、膝の後ろ、足首などに当ててみてください。ほっとするような温かさを感じたら、体が冷えている可能性が大いにあります。

「冷え性」と「冷え症」は違う?

「冷え性」と「冷え症」は、確かによく似た言葉ですが、一般的には違う状態を指します。「冷え性」は、寒さやストレスなどで血めぐりが悪くなり冷えていると自分で感じている状態で、特に手足の冷えを意味します。「冷え症」は、冷えによって生じる不調のことです。また、似たイメージを持たれることのある「低体温症」とは、深部体温(脳や内臓の温度)が正常値を下回ったときに起こる症状を指します。

男性の冷え症を改善するには?

女性よりも筋肉量が多い男性は、冷えに悩む人は少ない傾向にありますが、一定数の人が手足の冷えを自覚しており、加齢とともに増えることもわかっています(*1)。日々の活動量を増やして筋肉を増やすとともに、長時間のデスクワーク、ネクタイやベルトなどで締めつける服装、冷たいものの飲みすぎ、タバコといった生活習慣を見直すと、冷えが改善するかもしれません。また、脂肪は熱をつくり出せないので、脂肪が多い人は筋肉が多い人より冷えやすくなります。生活習慣病の予防も大切です。

*1 出典:厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」(平成28年)

 
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タバコを吸うと、交感神経が興奮して血管が収縮することで、血めぐりが悪くなり、冷えにつながる

冷えると疲れ目がひどくなるって、本当!?

長時間のパソコン作業などで疲れ目に悩む人の多くは、肩や首のこりも併発しています。このような現象の理由としては、「同じ姿勢で目を酷使する長時間の作業が、疲れ目も肩こりも招く」「目が疲れて見づらいから姿勢が悪くなって余計に肩や首がこる」などが考えられます。そして、首こりや肩こりの原因や悪化させる要因として挙げられるのが、冷えです。つまり、冷えによって首や肩のこりが悪化し、同時に疲れ目にも影響を及ぼしてケースもあります。冷える職場で働く人は、首や肩を冷えから守ると、疲れ目がやわらぐかもしれません。

蒸しタオルで首や肩を温めると疲れ目がぐんとラクになることも。蒸しタオルを使うときはやけどに注意。

お風呂とサウナ、冷え改善に効果的なのは?

温熱で血管を拡張するサウナは、上手に活用すれば冷えの改善に役立ちます。気をつけたいのは、汗を大量にかきすぎて、サウナを出た後で急激に体が冷えること。我慢して入り続けて脱水症状を招くこともあるので、注意しましょう。

お風呂にあってサウナにないのが、入浴で得られる水圧や浮力の効果です。お湯につかると、皮膚の下の血管などにまで水圧が加わるので、手足にたまった血液が押し戻されて血行がよくなり、冷えの改善に役立ちます。また、浮力がかかるので、筋肉や関節を休めることもできます。冷えや疲れの改善のためには、湯船にしっかりつかる入浴の習慣も欠かさないようにしましょう。

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