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歯の色と口臭<歯の健康の基礎知識6> よく見られている記事

2016年3月28日

口臭には、生理的口臭、病的口臭、飲食物や嗜好品による口臭、心因性口臭の4つがあります。

歯の色には、個人差がある

歯は、黄色味を帯びた象牙質を、半透明のエナメル質がおおった構造。エナメル質が透明な人、エナメル質が薄い人ほど、内側にある象牙質の色が透けて、黄色っぽく見えます。象牙質の黄みが強くて、歯が黄色っぽく見える場合もあります。

また、歯の根元はエナメル質が薄くなっていますから、エナメル質が透明な人は、根元がより黄色っぽく見えます。歯の先端には象牙質がないので、後ろが透けて黒っぽく見えることもあります。

ただ、こうした歯の色の個人差は、もともとの歯質に由来したものばかりとは限りません。とくに強く褐変している場合や、数本にわたって帯状に変色している場合は、歯ができるときに使われた抗生物質が原因のケースもあります。

飲食物による着色が、黄ばみの大きな原因

紅茶やコーヒーなどの飲食物やタバコのヤニによる着色も、歯が黄ばんで見える大きな原因のひとつです。

カレーなど、色の濃いものは、その色素が歯に付着しますが、この色素は、歯をみがけばとれます。問題なのは、歯みがきしても落ちにくい着色。もっとも着色が残りやすいのは、紅茶や緑茶、烏龍茶などのリーフティー、赤ワインだといわれています。

これらに含まれる渋み成分(タンニン)は、カルシウムや鉄などの金属イオンと結びつきやすく、いったん歯の表面に沈着すると、なかなかとれないという性質があります。

歯の着色の原因と実態

歯の着色の原因と実態

口臭は、大きく4つに分類される

口臭は、次の4つに大別されます。

(1)生理的口臭

誰もが持っているもので、通常はその程度が少ないため、ほとんど口臭とは認められません。ただし、朝起きたときや空腹時、緊張したときなどは、口の中に細菌が繁殖していたり、唾液の分泌量が少なかったりするので、一時的に口がにおうことがあります。

(2)病的口臭

むし歯や歯周病など口の中の病気のほか、鼻の病気や胃潰瘍なども原因になります。

(3)飲食物や嗜好品による口臭

食品による一時的な口臭。にんにくのように、においの強いものを食べたあとには、誰もがにおいます。

(4)心因性口臭

実際には、他人にはにおわないのに、自分だけが口臭が気になるもの。

口臭のさまざまな原因とその対策

口臭の原因は様々ですが、

(1)の生理的口臭の主な原因は、舌の上や付け根に溜まった汚れ(舌苔)です。ですから、歯みがきの後に、舌もみがくと効果的です。舌みがきは、いつも使っているハブラシでOK。ただし、舌はとても傷つきやすいところ。ごく弱い力で、軽くかき出すようにしてください。

(2)の病的口臭の原因は、むし歯や歯周病、合わない補綴物、不潔な入れ歯によるものが考えられます。これらが原因の場合は歯科医の治療が必要です。また、胃炎や糖尿病、鼻の病気、アルコール中毒などが原因の場合もありますので、専門医に相談してください。

(3)の飲食物や嗜好品による口臭の場合、原因は胃や吐息に残る飲食物やその分解物ですので、多くは時間の経過とともに減少します。

以上の原因に思い当たらない場合や検査をしても口臭が認められない場合には、(4)の心因性口臭が考えられます。重篤な場合、心療内科などでのコンサルティングが必要なケースもあります。

就寝前の歯みがきは、とくに念入りに

朝、起きたときに、口臭がするという人も多いのではないでしょうか。これは、夜眠っている間、だ液の分泌量が少なく、細菌が繁殖しやすいからです。口の中がネバネバするのも、原因は同じです。気になる方は、就寝前に、しっかりと歯みがきをすることが大切です。
 
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