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2016年3月28日

唾液の働きとかむことの大切さ<歯の健康の基礎知識2>

唾液には健康に関わるさまざまな働きがあります。よくかむことで唾液の分泌がよくなります。

唾液には口や体の健康に関わるさまざまな働きがある

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されるといわれています。

唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働き。それから、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して、口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。

kiso2_02_11日に約1000~1500ml
安静時 毎分0.3~0.4ml
刺激時 毎分1~2ml
kiso2_02_2○浄化作用○殺菌作用
○消化作用○再石灰化作用
○緩衝作用

唾液の分泌は、夜寝ているときに少なくなります。そのため、夜間に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると、口の中がネバついたり、口臭が気になったりしがちです。そのため、就寝前にはよりていねいなケアを心がけることが大切です。

また、唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。唾液が出にくいときは、食事の際にはよくかむようにしましょう。さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。

通常の大人の場合、一日に1.5リットル程度以上の水分を補給しないと、口の渇きを感じたり脱水症状を起こす場合があります。特に、暑い夏場や発熱した時、下痢の時などはより多くの水分摂取をする必要があります。しかし、心臓や腎臓に疾患がある場合は水分摂取量を制限しなければならないケースがありますので、水分制限の有無についての確認が必要です。

唾液腺マッサージで唾液の分泌をUP!

大きな唾液腺のある場所をマッサージすると、唾液の分泌が促されます。
3分間ほど、痛くない程度の力で押してみましょう。

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耳下腺(じかせん)
人差し指を耳たぶの下あたりに当てて、後ろから前へぐるぐる回すように押す。
顎下腺(がっかせん)
親指をあごの骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下からあごの下まで5カ所くらいを順番に押す。
舌下腺(ぜっかせん)
両手の親指をそろえ、あごの真下から、したをつきあげるように、グッと押す。

見直したい、かむことの大切さ

かむことは、人間の健康にとって、とても重要です。まず、かむことによって、唾液の分泌がよくなります。唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。

また、かむという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。さらに、硬いものをかみくだく爽快感はストレス解消になるといわれています。

よくかむことは、あごの発達を促し、さらによくかめる土台をつくることにもつながります。日頃から、よくかむことを心がけましょう。
 
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