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歯の役割としくみ<歯の健康の基礎知識1> よく見られている記事

2016年3月28日

私たちの健康な暮らしに欠かすことのできない歯。食べること以外にも大切な役割があります。

健康な暮らしに欠かせない、大切な歯

歯は、私たちの健康と深くかかわっています。歯や歯肉が健康で、ものがよくかめれば、胃や腸に負担をかけずに、全身に栄養をいきわたらせることができます。

また、会話がスムーズにできるのも、歯がそろっていて、はっきりと発音できるおかげです。このほか、歯ざわりや歯ごたえを楽しみ、味覚を豊かに保つ、美しい表情をつくるなど、歯のはたらきはさまざまで、しかも、健康的な生活をする上で欠かせないものばかりなのです。

歯の役割の図

歯には、食べ物をかみくだく、発音を助ける、顔の形を整える、表情をつくる、歯ごたえを楽しむといったさまざまな働きがあります。

歯が1本でもなくなると、さまざまな弊害が!

歯は、たった1本失われても、正常な働きができません。たとえば、大臼歯(奥歯)が1本なくなっただけで、ものをかみくだく能率は約40%も低下するといわれています。このため、消化器官に負担がかかり、栄養の吸収が悪くなるという悪循環が生まれます。

また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜けるとハ行、ラ行が発音しにくくなって、言葉が不明瞭になったり、顔の輪郭が変わって、表情が老けて見えたりします。

このように、健康な歯は、健康なからだを支え、私たちに快適な暮らしをもたらします。大切な歯を守る正しいケアを、ぜひ今日からはじめてください。

いま、あなたの歯は何本ある?

みなさんは、自分の歯の数をご存じですか。成人の歯は通常28本。「親知らず」と呼ばれる第3大臼歯4本を加えると32本になりますが、最近では生えない人も多いようです。

これらの歯は、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分けられ、また、歯肉から上に見える部分を「歯冠」、歯肉に隠れている部分を「歯根」といいます。

歯は、「エナメル質」「象牙質」「セメント質」から成り立っています。エナメル質はからだの中でもいちばん硬い組織で、水晶に近い硬度です。また、歯の中心部には、神経や血管が入り込んだ「歯髄」という大切な組織があります。

永久歯の種類

永久歯の種類と配列

 

 

歯の構造

歯は「エナメル質」「象牙質」「セメント質」から成り立っています。

歯を失う主な原因は、むし歯(虫歯)と歯周病

一生、自分の歯でおいしく食べるためには、この歯を1本でも多く、健康に保つことが必要です。しかし40歳をすぎると、私たちの歯は、むし歯や歯周病などによって、次第に失われていきます。厚生労働省の調査によると、60歳で平均22本、70歳では平均17本にまで減っています。

それでは、年とともに歯が抜けるのは仕方のないことなのでしょうか。そうではありません。むし歯や歯周病は、老化ではなく、立派な「病気」です。毎日の適切なケアによって防ぐことができます。歯は本来、からだの中でも丈夫な器官。ケア次第で、一生使えるものなのです。

2005年「永久歯の抜歯原因調査報告書」(8020推進財団)より

2005年「永久歯の抜歯原因調査報告書」(8020推進財団)より作図

 

1人平均の歯の本数

平成23年「歯科疾患実態調査」(厚生労働省)より作図


 
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