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乳幼児期の歯のケアとQ&A よく見られている記事

2016年3月30日

乳歯は生後6カ月ころから生えはじめ、2~3歳くらいまでに上下合わせて20本生えそろいます。5~6歳になると最初の永久歯、六歳臼歯が生えてきます。この時期の歯のケアはとても大切です。

乳歯の特徴とむし歯(虫歯)

乳歯はいつごろから生える?

乳歯は、生後6カ月ころから生えはじめ、2~3歳くらいまでに、上下合わせて20本生えそろいます。まず、下の前歯2本、次に、上の前歯2本生えるのが一般的ですが、歯が生える順序や生える時期には、個人差があります。上の歯から生える人もいれば、1歳になってようやく歯が生えてくる人もいます。下に「乳歯の生える時期の目安」をご紹介していますが、6~7カ月のずれなら心配することはありません。

乳歯の名前と生える時期の目安

乳歯が生える時期には個人差があります。
6~7ヶ月のズレなら心配ありません。

 

乳歯はむし歯(虫歯)になりやすいってホント?

本当です。乳歯は永久歯に比べて、酸によって歯が溶けやすく、むし歯になりやすいのです。しかも、乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、やわらかいといった特徴もあります。

このため、いったんむし歯になると進行が早く、5~6カ月で神経にまで達することもあります。歯と歯の間の見えないところで大きくなったり、広範囲に広がりやすいのも、乳歯のむし歯のやっかいなところ。口の中をこまめに観察するのはもちろん、定期的な歯科健診も心がけてください。早期に発見できれば治療もラク。歯医者さん嫌いにしなくてすみます。

乳歯と永久歯のしくみ

乳歯のむし歯の特徴

乳歯は永久歯に生え変わるから、むし歯(虫歯)になってもいい?

乳歯の期間は確かに短いのですが、乳歯には「ものをかむ」という歯本来の役割のほかに、「発音を助ける」「あごの発育を助ける」など、成長に関わる大切な働きがあります。さらに重要なのが、永久歯が正しく生えるための“案内役”としての役割。乳歯は、その後生えてくる永久歯が正しい位置に生えてくる目印にもなるものです。

そんな乳歯がむし歯になると、ものがよくかめないために、発育に必要な栄養が十分に吸収できなくなります。かたいものを嫌うなど、偏食の原因になるケースもありますし、顔の形や永久歯の歯並びが悪くなる恐れもあります。何より、乳歯を健康に保つことは、一生使う永久歯を丈夫にすることにもつながります。乳歯はすぐに抜けるからと、おろそかにはできません。

乳歯の役割

とくにむし歯(虫歯)になりやすいのは

3歳までの間にむし歯になりやすいのは、上の前歯の歯と歯の間と、上の前歯の根元です。下の前歯は、舌のつけ根の裏側に唾液の出る穴があり、唾液がむし歯菌を洗い流したり、歯にカルシウムを補給したりするので、むし歯にはあまりなりません。しかし、上の前歯には唾液の作用が届きにくいため、ハブラシの毛先が届きにくい歯の間や歯の根元が、むし歯になりやすいのです。

3歳以降は、奥歯のみぞや奥歯の間が、むし歯になりやすくなります。歯がそろってきたら、いっそうていねいなケアが必要です。

乳歯のむし歯になりやすいところ

親のむし歯(虫歯)は子どもにうつる?

親が一度かみくだいたものを子どもの口に入れると、食べ物を通して、親のむし歯菌が子どもにうつるといわれることがあります。実際の日常生活において、菌がうつるのを防ぐことはむずかしく、多くの子どもは2~3歳ぐらいの時期に身近な人からうつり、定着すると考えられています。

このため、子どものむし歯の予防には、親自身のケアも大切です。子どもは親の真似をしますから、親が自分の食生活習慣や歯のケアに気を使うことは、子ども自身のケアの習慣づけにもつながります。まずは、お父さん、お母さん自身がきちんとしたケアを心がけてください。

むし歯(虫歯)になりやすいのは遺伝する?

歯の形や歯並びは遺伝することがありますが、むし歯は直接的には遺伝しません。むし歯の主な原因は、生活習慣。同じ生活習慣で暮らす親子は、口の中も同じような影響を受けるため、親がむし歯になりやすければ、子どもも、同じようにむし歯リスクは高くなります。むし歯になりやすい人は、だらだら間食をする、食後すぐに歯をみがかないといった、むし歯になりやすい生活習慣を改めることから始めましょう。

兄弟でもむし歯(虫歯)になりにくい子、なりやすい子がいるのは?

歯のもととなる歯の芽(歯胚)は、乳歯の場合、胎生7週めごろからつくられ始め、大部分はお母さんのお腹の中でつくられます。妊娠中の栄養状態が歯の質に影響し、兄弟でも歯の質そのものが違う可能性が考えられます。また、下の子は、上の子と一緒におやつを食べることが多いので、上の子に比べて、甘いものを食べ始める年齢が早いもの。こうした食習慣が影響していることも考えられます。

乳歯がむし歯(虫歯)になりやすい子は、永久歯も弱い?

永久歯の芽(歯胚)は、胎生14週めごろからつくられ始め、乳歯が生えた後も、歯肉の中でじっくり時間をかけて育まれています。ですから、3歳~5歳ごろに、カルシウムやたんぱく質といった、歯に必要な栄養をしっかりととることが、丈夫な歯をつくるのに大切です。

また、乳歯がむし歯になりやすいということは、永久歯もむし歯になりやすい環境にあるということです。間食や歯みがき習慣を見直して、むし歯のできにくい環境をつくることも必要です。

0~3歳児の歯みがき(歯磨き)方法

<保護者の皆様へ>
お子様が歯みがきをする時に、歩き回ったり、遊ぶなどすると、思わぬ事故の原因になり、大変危険です。必ず保護者の方が付き添い、お子様から目をはなさないでください。

 

いつごろから歯みがき(歯磨き)が必要ですか?

歯が生え始める前はとくに必要ありませんが、ムズムズしてきた様子が見られるなら、そろそろ歯が生え始めるサイン。ハブラシを口の中に入れたり、ハブラシで歯肉をなでたり、あるいは手に持たせるなどして、ハブラシに慣れさせましょう。ちょうど歯が生え始める生後6カ月ごろは、何でも口に入れたがる時期。このころにハブラシに慣れさせておくと、次のステップに進みやすくなります。前歯が生えてきたら、歯みがきを始めます。

子どもの歯のみがき方を教えてください

子どもをひざに寝かせ、上から口の中をのぞき込むような姿勢をとって(寝かせみがき)、あごを手で支えながら、前歯の付け根、歯と歯の間を中心にみがいていきます。このとき注意したいのは、痛くしないこと。前歯のまん中の歯肉にある筋(上唇小帯)に、ハブラシが当たると、痛がる原因になります。みがくときは、唇をひとさし指でそっと押さえ、ハブラシが上唇小体に当たらないように、軽く小刻みに動かすのがコツです。

子どもをひざに寝かせ、上から口の中をのぞきこむような姿勢をとり、あごを手でおさえながらみがきます。

care1_7上の前歯
上唇裏の筋にハブラシが当たらないように、ひとさし指でガードしながらみがきます。
奥歯
ひとさし指で頬をふくらませてみがきます。

いつ歯みがき(歯磨き)するのがいいのですか?

とくに大事なのは就寝前。寝ている間は、起きているときよりも、唾液の量が減少します。唾液量が少ないと、むし歯菌を洗い流すことができず、むし歯菌が口の中に長く停滞し、繁殖してしまいます。だから、就寝前の歯みがきが重要なのです。

子どもが歯みがき(歯磨き)を嫌がるときは?

この時期、もっとも大切なのは、歯みがきを楽しく習慣づけること。いやがるときに無理におこなうと、歯みがきを嫌がるようになります。機嫌が悪いときは、簡単にすませてもかまいません。そのぶん、機嫌がよいときに、楽しくできる工夫をしながら、きちんとていねいに行いましょう。少なくとも“1日1回、きちんとみがく”ことを目標にしてください。

3~6歳児の歯みがき(歯磨き)方法

自分で歯を磨くのは何歳ごろから?

乳歯が生えそろったら、自分でみがく練習を始めましょう。3歳をすぎたら、自分できちんとみがけるように、正しい方法を教えていきます。ただ、最初のうちは、「正しいみがき方」よりも「自分でみがく」という気持ちのほうを大切にしてあげてください。隣で一緒にみがいたり、ほめたりしながら、あまり手出しをせず、本人のやる気をリード。慣れてきたら、正しいみがき方をひとつひとつ指導していきます。また、本人の自主性を尊重することは大切ですが、小学校低学年までは、必ず親が仕上げにみがいてあげましょう。

上手に歯みがき(歯磨き)させるコツは?

むし歯になりやすいところからみがくように、順番を決めてはいかがでしょうか。おすすめの順番は、下奥歯のかみあわせ→外側→内側→上奥歯のかみあわせ→外側→内側→上前歯の前側→裏側→下前歯の前側→裏側です。この順に、歯を1本1本ていねいにみがいていきましょう。

むし歯になりやすい奥歯のかみあわせからみがいていくのがポイントです。

むし歯になりやすい奥歯のかみあわせからみがいていくのがポイントです。

 

自分で磨くようになっても親のケアは必要?

自分で歯みがきするようになっても、まだ上手にみがくことはできません。小学校低学年までは必ず親の手で“仕上げみがき”をしてください。

仕上げみがきは、全部をまんべんなくみがかなくても大丈夫。むし歯になりやすい奥歯のみぞや、歯と歯の間を重点的にみがくのがポイントです。

ちゃんと磨けているかチェックするには?

みがき残しができるのは、ハブラシがちゃんと届いていないため。たまには、歯垢染め出し剤でみがき残しをチェックしてみましょう。色がついたところが、みがき残しやすいところ。そこにハブラシがきちんと当たるように意識してみがきます。

また、歯科医院で定期健診を受け、歯みがきの状態をチェックしてもらうのもおすすめです。

子どもの歯は柔かいので、削れるのでは

通常のみがき方であれば、子どもの歯が削れることはありません。力を入れてみがけば、歯肉が傷つくことはあるかもしれませんが、傷がつくほど力を入れてみがけば、子どもが痛がるでしょう。子どもが痛がらないレベルの力であれば、歯が削れる心配はないでしょう。

六歳臼歯にハブラシ(歯ブラシ)が届きません

六歳臼歯とは、5~6歳ころ、乳歯の奥に生える第一大臼歯のことで、最初に生える永久歯。ものをかみくだくのにもっとも重要で、永久歯の歯並びとかみ合わせの基礎になる、大切な歯です。

六歳臼歯は、完全に生えるまで約1年かかり、その間は手前の乳歯よりも背が低いので、ふつうのみがき方ではハブラシの毛先が届きません。しかも、歯の溝が深いので、汚れがたまりがちです。

六歳臼歯が完全に生えておらず、段差があるときは、ハブラシを口の真横から入れて、かみ合わせ部分にきちんと毛先を当ててみがくとよいでしょう。このとき、口の開け方を小さくすると、みがきやすくなります。

子どもにも、大人の歯が生えたことを自覚させ、大切にするよう励ましましょう。なお、仕上げみがきは、六歳臼歯が完全に生えて手前の乳歯との段差がなくなるまで続けてください。

六歳臼歯が完全に生えておらず、段差があるときは、ハブラシを口の真横から入れてみがきます。

六歳臼歯が完全に生えておらず、段差があるときは、ハブラシを口の真横から入れてみがきます。

ハブラシ(歯ブラシ)とハミガキ(歯磨き)

ハミガキ(歯磨き)は何歳ごろから使える?

“グチュグチュペッ”ができるようになったら、使ってもOKです。あずき粒大をハブラシにとってみがいてください。あやまって飲みこんでも、とくに害はありませんが、ゆすいではきだす習慣を身につけさせるようにしましょう。

ハミガキ(歯磨き)は毎回使った方がいい?

ハミガキを使うと、ハブラシだけでみがくより、歯垢が落としやすくなります。また、フッ素配合のハミガキには、歯質を強くし、むし歯を予防する効果があります。とくに、生えたての乳歯は、結晶構造がもろく、むし歯になりやすいので、毎日の歯みがきに、フッ素入りハミガキをお使いになることをおすすめします。

子ども向けハミガキ(歯磨き)は甘いが歯に悪くない?嫌がらなければ大人用の方がいい?

子ども用のハミガキに使われている甘みは、むし歯の原因にならない甘味料ですから、安心してお使いください。もちろん、大人用のハミガキを使ってもかまいません。

「かむ能力」を育む大切な離乳食

離乳食には甘いものは控えた方がいい?

離乳期の味の体験は、一生の味覚を左右するともいわれるほど大切なものです。また、離乳期に食事がかたよると、偏食を招き、歯や体の生育に大きく影響します。この時期は、できるだけ多くの食品の味や舌ざわりに触れさせることが大切です。味つけも極力薄くし、自然の味を生かします。とくに甘さには十分注意しましょう。早い段階で甘みに慣れてしまうと、むし歯の予防が大変になります。

初期の離乳食の味つけの目安
care1_10_01使うときは、他の調味料は加えないこと。
care1_10_02スープや牛乳でのばしただけであたえる。
care1_10_03ゆでるとき、ひとつまみ入れる塩だけで十分。
care1_10_04パンが味つけされているので、調味は不要。
お米のおかゆも、できればそのままで。
care1_10_05大人のうす味をさらに倍にうすめる。
care1_10_06しぼり汁を水で2~5倍にうすめて。
酸味の強いものは、ミルクにまぜる、などの工夫を。

よくかまずに飲み込むが、どうすれば?

「ものをかむ」ことは、消化を助けるだけでなく、情緒を安定させるなど、心身の発育にとても重要な役割を果たしています。また、よくかめば、歯肉やあごがしっかりして、さらによくかむことができます。

こうした「かむ能力」を身につけるのが、離乳期の「かむ練習」。この時期をのがすと、うまくかめないまま育ってしまうことがありますから、親がゆっくりかむ真似をしながら与えるなどして、根気よく教えましょう。

かたいものを食べると歯は丈夫になる?

あまりに早くから、かたいものばかりを与えると、かえって「かむ能力」は身につきません。逆に、いつまでもやわらかいものばかり食べさせるのも同様です。口の働きは、口唇食べ→舌食べ→歯ぐき食べ→歯食べと、発達していきます。離乳食もこれに合わせて、かたさや大きさを変えていくのが大事。ステップをふんで「かむ練習」をさせることが「かむ能力」を育て、ひいては丈夫な歯を育てるのです。

(資料「口のはたらきの特徴」「調理形態」は、二木武:育成と栄養、 離乳と離乳食―咀しゃくの発達的視点から―「小児科診療」、1983.」

(資料「口のはたらきの特徴」「調理形態」は、二木武:育成と栄養、離乳と離乳食―咀しゃくの発達的視点から―「小児科診療」、1983.」

 

歯が生えてないのに硬い食感を欲しがる

乳歯の生える時期が近づくと、歯肉がムズムズするためか、かたいものを食べたがることがあります。そんなときは、スティック状に切った、にんじんやセロリを持たせてください。野菜の味やにおいに慣れさせることができ、歯肉を丈夫にすることにもなります。

ほ乳びんむし歯になっているといわれた

甘い飲み物をほ乳びんに入れて長時間くわえさせていませんか?

これでは、口の中が砂糖づけの状態。ひどい場合は、前歯が溶けたような「ほ乳びんむし歯」になりかねません。ほ乳びんはミルク専用にし、ジュースやイオン飲料などは、スプーンを使って飲ませましょう。

care1_12ほ乳びんむし歯の症例
甘い乳酸菌飲料をほ乳びんに入れて飲ませていたので、上の前歯がとけたようなひどいむし歯になってしまいました。

歯のためによいおやつやあげ方

おやつを控えるとむし歯(虫歯)になりにくい?

おやつ=お菓子ではありません。子どもにとってのおやつは、栄養を補う大切な「食事」のひとつです。お菓子のかわりに、たとえば、季節の野菜や果物を利用する。飲み物は牛乳にする。それだけで、歯のためによく、栄養面からみても理想的なおやつになります。もちろん、甘いおやつがすべて悪いわけではありません。問題は、与え方。時間と量を決めて、3歳までなら1日2回、3歳すぎたら1日1回を目安に与えるようにしましょう。十分におなかがすいてから与えれば、食生活によいリズムも作れます。もちろん、だらだらいつまでも食べさせないことも大事です。

歯によいおやつ、悪いおやつは?

むし歯の原因になるミュータンス菌は、砂糖から酸をつくり、歯を溶かしていきます。ですから、砂糖をたくさん使ったお菓子、中でもキャラメルのような歯にくっつきやすいもの、キャンディのように長時間口の中に入れているものは、それだけミュータンス菌も活発になり、むし歯を招きやすくなります。甘いお菓子を食べ過ぎると、甘みに慣れっこになり、さらに甘いものをほしがるようになるもの。与えすぎにはくれぐれも注意しましょう。

逆に、歯によいのは、かみごたえのあるものや炭水化物。チーズや牛乳などの乳製品、季節の野菜や果物もいいでしょう。

砂糖を多く含み、歯にくっつきやすいものや、長時間口の中に入れているものは、なるべく避けましょう。

砂糖を多く含み、歯にくっつきやすいものや、長時間口の中に入れているものは、なるべく避けましょう。

 

チョコなどを避けてもむし歯(虫歯)ができる

意外に見落としがちなのが、ジュースや炭酸飲料などの飲み物。スポーツドリンクやイオン飲料、乳酸菌飲料にも注意が必要です。せっかくお菓子を控えても、これらを慢性的に飲んでいたのでは、やはりむし歯の原因になってしまいます。寝る前に日常的にとっていると、歯が溶けてしまうほどのひどいむし歯になることもあります。

歯医者さんでのケア(フッ素・シーラント)

フッ素を塗ると、歯が強くなる?

本当です。フッ素は歯の表面のエナメル質を丈夫にするため、むし歯になりにくくなります。ある調査では、30~50%のむし歯を減らすことができるといわれています。これは、フッ素を塗布しない場合にむし歯が5本できる人も、フッ素を塗布すれば3本ですむということに相当します。

フッ素塗布はいつ頃するのがいい?

生えたての歯に塗布するのが、もっとも効果的です。乳歯でも永久歯でも、生えてすぐの歯はフッ素を取り込みやすいので、この時期に塗布しておくと、それだけ丈夫な歯に成長します。乳歯が生え始めたら、定期的に歯医者さんで塗ってもらうといいでしょう。

シーラントとは?

むし歯の多くは歯ブラシの届きにくい、歯の溝から発生します。そこで、それらのむし歯を予防する目的で、歯科医院でむし歯になっていない奥歯のみぞなどにあらかじめ、樹脂を詰めるのがシーラントです。特に、みぞが深く複雑な第一大臼歯(6歳臼歯)に有効です。歯は生えたて後間もない時期にむし歯になりやすいので、歯が半分生えてきた時や完全に生えた直後などに行うのが有効です。

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歯医者に行くのを嫌がる

軽いうちに治療をすることがまず第一。痛いと恐怖心が高まって治療を恐がり、それが重なると、定期健診さえ、いやがるようになります。しかし、無理強いはいけません。泣いて嫌がるときは、最初は待合室まで、次は診察室へ、と根気よく通院し、少しずつ慣れさせましょう。そして、治療がちゃんとできたら、大いにほめてあげてください。ふだんから、歯医者さんを引き合いに出して叱ったりしないよう、恐怖心を植えつけないようにすることも大切です。

指しゃぶりは歯並びに影響する?

4~5歳をすぎても指しゃぶりをしていると、歯並びに影響します。かといって、早い時期から無理にやめさせるのは、子どもの精神衛生上よくありません。できるだけ話しかけ、指しゃぶりがおかしいことをやさしく教えてあげてください。自然に治ることもありますので、3歳くらいまではあまり気にしなくても問題ありません。ただし、かかりつけの小児歯科に相談するなどして、4歳くらいまでにはやめられるよう、準備をしておきましょう。
 
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