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【からだキレイ史】武将たちの“しゃぼん” よく見られている記事

2016年7月8日

【からだキレイ史】武将たちの“しゃぼん”

織田信長や豊臣秀吉が活躍した安土桃山時代、西欧人によってもたらされた石鹸は、「しゃぼん」として広まりました。「石鹸」は中国から伝わった言葉で、本来はしゃぼんとは別のものを指していました。「石鹸」が「しゃぼん」を意味するようになったのは、明治から大正時代にかけてのようです。

石田三成へのお見舞いギフトに選ばれた「しゃぼん」

来日した東インド会社の司令官が「日本で売れるものリスト」(*1)の中で挙げたほど大人気だったしゃぼん。現代と同じく贈答品として選ばれており、伏見地震のお見舞いとして博多の豪商が有名な武将に贈ったこともあります。

その武将とは、豊臣秀吉の側近として活躍した石田三成。しゃぼんを受け取った石田三成がしたためたお礼状は、しゃぼんという言葉が登場する日本でもっとも古い文書です。

*1 イギリスの東インド会社貿易船隊司令官が本国へのレポート「日本で売れる需要商品ならびにその適用価格」の中でスパニッシュ・ソープを挙げている

徳川吉宗時代の幕府も「しゃぼん」に興味津々!

しゃぼんが渡来した当時、洗浄のために使っていたのは、ごく一部の限られた人々。重要な用途は薬用で、さまざまな効用があったとされており、お腹の中をきれいにする下剤としても活用されていました。

この役に立つしゃぼんをどうにか日本で製造できないだろうか?と考えた江戸幕府は享保20年(1735年)、長崎奉行に命じて製法などについて調べさせます。ときの将軍は、徳川吉宗でした。

参考文献:花王石鹸資料室編(1971)『日本清浄文化史』花王石鹸、落合茂(1973)『“洗う”文化史話』花王石鹸資料室編,花王石鹸

 
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