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2017年2月2日

子どもが「頭痛がする」と言うようになったが、原因がわからない

小さな子どもでも頭痛に悩まされることはあり、適切なケアや対応ができない場合、欠席が多くなったり、不登校を招いたりする可能性もあります。この記事では、子どもの頭痛の特徴や、頭痛になりにくい生活習慣などをお届けします。ぜひ家族一緒に生活改善に取り組んでください。

どのように痛みがあるかを丁寧に聞き、適切なケアをしましょう

子どもの頭痛といえば、風邪や発熱によるものという印象がありますが、大人と同じように片頭痛や緊張型頭痛になる場合もあり、片頭痛にひどい腹痛や嘔吐を伴うケースもみられます。また、ご家族、特にお母さんに片頭痛があると、お子さんも片頭痛になる傾向が認められているので、思い当たる場合は片頭痛かもしれないと理解しましょう。女の子は初経(初潮)を迎えると片頭痛が現れやすくなります。

▼関連記事:片頭痛で仕事や家事ができない。人混みや騒音でますます痛くなる

「ガンガンする」「ズキズキする」「締めつけられるように痛い」「こめかみが痛い」など、頭の痛みを伝えるために大人でもさまざまな表現を使います。自分が頭痛であると認識できていない子どもや症状を正確に伝えられない子どもの場合、「目が痛い」「まぶしい」と言い表すこともあります。どんなふうに痛いかを詳しく確認するとともに、学校やクラブ活動、塾などで変わったことがなかったかも聞き、症状と一緒にメモしておくとよいでしょう。

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頭痛で欠席が続くと、次に登校する際に心理的な緊張が生まれやすく、学校の明るい光や騒音、寝不足、自由に過ごせる時間の減少などもストレスとなり得ます。子どもの頭痛への対応に慣れていない学校も多く、いろいろな条件が重なった結果、長期欠席や不登校につながるおそれも少なくありません。お子さんが頭や周辺の痛みや不快感を訴えることが増えたら、頭痛専門外来(*1)の受診をおすすめします。日常生活においては、生活リズムの乱れを改め、適切な睡眠をとることが大切です。

*1 一般社団法人日本頭痛学会の公式サイト内「医療機関・医師を探す」から認定頭痛専門医を検索できる(2016年12月時点)

知っておきたい!子どもの頭痛を改善する5つのセルフケアのコツ

「子どもが『頭痛がする』と言うようになったが、原因がわからない」。そんな気がかりな不調の対策や予防法をご紹介します。ご家庭でできるセルフケアを上手に取り入れて、元気いっぱいの毎日を送りましょう。

コツ1.子どもの頭痛についてまずは学校の先生にしっかり説明

頭痛には咳や発熱などのわかりやすい症状がなく、子どもの頭痛は大人に比べて早く治まる傾向がみられるので、ひどい痛みであることを周囲になかなか理解してもらえません。体育の授業で体を動かすと片頭痛が現れる場合もありますが、「さぼっているのでは?」と言われてしまうこともあります。

お子さんが片頭痛であるとわかったら、まずはクラス担任の先生に頭痛の症状や安静にする必要があることなどを説明し、保健室にも伝達してもらうとよいでしょう。どう説明してよいかわからない場合は、頭痛専門医(*2)にかかると、適切な助言をしてもらえます。教師が友達の前で理解を示してくれれば、お子さんのストレスがずいぶん軽減されます。

*2 一般社団法人日本頭痛学会の公式サイト内「医療機関・医師を探す」から認定頭痛専門医を検索できる(2016年12月時点)

体育の授業などで体を動かすと片頭痛が起こることもある

コツ2.子どもにも悩みやストレスがあると理解して対応を

「まだまだ子ども」と思っていても、いわゆる“多感”な時期になると、ストレスを徐々に抱えるようになります。例えば、小学校高学年の頃になると学業の成績を問われることも増え、成績が下がり自信を失うお子さんがいます。また、中学校に入学するとクラブ活動が始まり、後輩先輩の関係が生まれ、対人関係も複雑に。こうした中で、何らかの悩みやトラブルに直面し、それが頭痛の引き金になったり、改善を妨げたりする場合もあります。

お子さんに悩みがあるようだと感じたら、まずは状況を聞いてあげましょう。どうしてよいかわからないときは、クラス担任の先生やカウンセラーなどの専門家に相談することをおすすめします。学校に行ってほしいと思うあまりに、「熱がないのだから、学校に行きなさい」と言うのは避けてください。

成績の低下や友人関係などにより子どもでも悩みを抱えているかもしれないと認識し、まずは丁寧に状況を聞くことが大切。理解を示すだけでお子さんの心がラクになる場合もある

コツ3.夜更かしや朝食抜きの生活は家族で改善!

多くの場合、頭痛を誘発する原因は、毎日の生活の中に潜んでいます。特に気をつけたいのが、生活のリズムです。よく夜更かしをする、寝不足気味、朝食を抜くことがある、食事の時間にバラつきがある、運動をあまりしないなどに該当する場合は、家族で生活を見直し、一つずつ改善していきましょう。片頭痛の症状が出ていないときは「頭痛体操」も取り入れてください。

▼関連記事:ストレッチで頭痛を予防・改善!手軽な頭痛体操 【健康豆知識】

朝食を抜かず、3食を規則正しく。できるだけ家族一緒に食べるようにすれば、会話が増え、お子さんが悩みや変調を話しやすくなる場合も

コツ4.ヘルメット、帽子、メガネが合っているか確認

「子どもの服がすぐに小さくなってしまう」と多くの人が実感するように、お子さんの成長は早く、身長が伸びると同時に頭囲も成長しています。自転車用のヘルメットをはじめ、スポーツで使うヘルメットや帽子、メガネなどが体に比べて小さい場合、頭やこめかみが圧迫されることで、頭痛を招いたり頭痛を悪化させたりしているおそれがあります。

首や肩に負担をかけていないか、ヘルメットの重さにも注意。メガネはサイズだけでなく、度数が合っているかどうかもチェックすると、頭痛を招きやすい疲れ目を軽減できるかもしれません。

コツ5.勉強、スマホ、テレビゲームをするときの姿勢に注意

首や肩の筋肉がこると、緊張型頭痛につながりやすくなります。勉強するときや、スマートフォンを見るとき、テレビゲームをするときは、前のめりの姿勢になっていないか、ときどき確認してあげましょう。片頭痛の場合は、ディスプレーの明るい光が症状を誘発するおそれもあるので、長時間見つめすぎないようにしてください。机の上だけでなく部屋全体を明るくすると、“光のコントラスト”がやわらぎ、刺激が少なくなります。

▼関連記事:コツ3.机に向かうときの姿勢や照明をチェックして疲れ目を予防

背筋を伸ばし、足裏を床にしっかりつけるのがポイント。机の上だけでなく、部屋全体を明るくして、暗いところと明るいところの差を少なくするとよい


 
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