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2017年2月2日

片頭痛で仕事や家事ができない。人混みや騒音でますます痛くなる

強い痛みが長く続く片頭痛(偏頭痛)は、症状がひどいと仕事や家事ができない場合もあり、日常生活に大きく影響することもあります。痛みが起こったらまず安静にして過ごしてください。また、毎日の生活の中から片頭痛を引き起こす要因を減らし、予防を心がけることも大切です。

片頭痛は体を動かすと痛みが増し、日常生活に支障をきたす場合もあります

片頭痛は男性より女性に多く起こり、脈拍に合わせたようなズキズキとした強い痛みを感じ、音や光やにおいに敏感になったり、めまいや吐き気を伴ったりします。症状がひどい場合は仕事や家事が手につかないほどで、体を動かすと頭痛が悪化します。片頭痛になったら、何もせず暗い部屋で安静にするのが一番の回復法です。「片頭痛は冷やすとよい」と思われがちですが、片頭痛は急な温度変化により痛みが増すことが多いので、冷やすと悪化する場合もあります。

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片頭痛の特徴として、痛くなる前にキラキラした光が見える、頭の片側だけが痛むなどが知られていますが、全員に当てはまるわけではありません。頭痛の症状には個人差があり、さまざまな要因により引き起こされるので、緊張型頭痛の対策が役に立つ可能性もあります。

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「仕事や家事を休めないから」と市販の鎮痛薬を手放せない人は、服薬のしすぎに注意が必要です。毎日のように鎮痛薬を飲まなければならない状態の場合は、受診してください。日常生活においては、頭痛の原因を減らし、頭痛になりにくい生活習慣を知ることが大切です。痛みがないときには、頭痛を予防するストレッチを行うと効果的です。

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頭痛は、風邪やケガと違って周囲の人に症状がわかりづらいため、ときには「さぼっている」「手を抜いている」と勘違いされることもあります。それがストレスとなり、無理をしたり、余計に症状が重くなったりする場合も少なくありません。職場などに“頭痛持ち”の人がいたら、仕事が手につかないほどの痛みを感じるケースがあることを知り、理解を示すだけでも、頭痛に悩む人のストレスが軽減するかもしれません。

知っておきたい!ツラい片頭痛を改善する5つのセルフケアのコツ

「片頭痛で仕事や家事ができない。人混みや騒音でますます痛くなる」。そんな悩みの対処法をご紹介します。自分でできる簡単なセルフケアを実行して、片頭痛が起こりにくい生活を送りましょう。

コツ1.「頭痛ダイアリー」で自分の頭痛の“傾向と対策”をチェック

片頭痛を誘発する原因はさまざまで、ストレスや疲れ、睡眠の過不足、アルコールをはじめとする特定の食品、人混みや騒音、気温や天候の変化などが挙げられますが、人によって異なり、複数の要因が絡み合って起こる場合もあります。効果的な対策を知るために、頭痛にまつわる記録をつけて、頭痛の原因や起こるタイミングなどを把握しましょう。

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頭痛ダイヤリーをつけてみましょう

頭痛ダイアリーをつけて頭痛の傾向が把握できたら、頭痛の原因と思われるものを遠ざける工夫を。台風や大雨で気圧が急激に変化する際に片頭痛になるとわかった場合、天候の変化を防ぐことはできませんが、心づもりができるという点で、ストレスの軽減につながる可能性があります。

また、女性の体調は、月経(生理)のリズムと密接に関連しています。排卵時や月経の直前、月経中はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下するため、頭痛に悩む女性が増えます。「頭痛日誌」をつけて、頭痛と月経周期の関連に思い当たったら、PMS(月経前症候群)や生理痛の対策についても知っておくと有用です。

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コツ2.これが片頭痛になりにくい食生活のポイント!

片頭痛の予防に効果があると示唆されている栄養成分に、マグネシウムとビタミンB2があります。マグネシウムが豊富な食材は、枝豆、大豆、玄米、いわし、干しえび、わかめ、ひじき、昆布、ごま、アーモンドなど。ビタミンB2は、納豆、レバー、うなぎ、牛乳やヨーグルトなどに含まれています。ただし、特定の成分だけを大量に摂ろうとせず、いろいろな食材をまんべんなく食べる努力が大切です(*1)。

*1 通常の食生活では過剰摂取のおそれは少ないが、サプリメントなどで摂りすぎると、例えばマグネシウムは下痢などを起こす可能性がある。大量摂取に注意し、バランスのよい食生活を

一汁三菜の図

メニューに迷ったらメインは魚にする、主食に玄米を取り入れてみる、脂肪分の多い食品を控える、お店では和定食を選ぶ、おやつはヨーグルトにするなどの工夫を


 
コーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物は、片頭痛を一時的にやわらげる効果があります。外出先で「少し頭痛がしてきたかもしれない」と感じたときに、応急処置として上手に取り入れるとよいでしょう。ただし、飲みすぎると頭痛の原因になるので注意してください。

片頭痛に悩む女性が特に注意したいのが、喫煙です。キラキラした光が見える前兆のある片頭痛を持っている45歳未満の女性では、喫煙や経口避妊薬(ピル)が脳梗塞のリスクを増加させるという報告があるからです。発生した症例はごくわずかですが、多くの疾病リスクが確認されているタバコは男女問わず望ましくない習慣なので、禁煙に努めてください。

コツ3.気圧や気候の変化に敏感な人は暑さと冷えの対策を忘れずに

「低気圧頭痛」などとして知られるように、急な気圧の低下や気温の変化が引き金となり、片頭痛が起こる人もいます。その詳しいメカニズムはわかっていませんが、気圧や気温によって痛覚感受部位の働きが変化するのではないかと推測されています。

寒暖の差が大きいと頭痛になりやすいとわかっている場合は、気温変化を防ぐ工夫をしましょう。夏場に室内から屋外に出るときは、帽子や日傘で日光をシャットアウト。冷える職場で仕事をする人は、カーディガンやストールで首や肩を冷えから守ってください。ただし、生地の素材や重さによっては肩こりや首周りの不快感を招き、それが片頭痛を誘発する可能性もあるので、重ね着をしたくない場合は貼るタイプのカイロを活用してもよいでしょう。

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また、光に敏感になるタイプの人は、外出する際、サングラスや遮光タイプのメガネをバッグの中にしのばせておきましょう。

コツ4.湯船につかる入浴とシャワーを上手に使い分け

疲労やストレスがたまりがちな人は、ぬるめのお湯につかってリラックスする習慣を。ぬるめのお湯は副交感神経を優位にして精神を鎮静する働きがあり、お湯の浮力により筋肉や関節を休ませて体全体の緊張をほぐすことができます。ただし、片頭痛があるときはさっとシャワーを浴びる程度にとどめましょう。

コツ5.平日も休日も規則正しい睡眠で片頭痛を予防

適切な睡眠には、疲労を回復したり生活習慣病を予防したりする効果があります。ただし、とにかくたっぷり眠ればよいというわけではなく、片頭痛には眠りすぎもおすすめできません。日中を元気に気持ちよく過ごせる睡眠を、過不足なく、規則正しくとることが大切です。

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片頭痛は、ストレスや精神的重圧から解放されたのをきっかけに起きる場合もあります。そのため、休日に極端な寝坊をするのは避けて、できるだけ平日と同じ時間に起床・就寝すると、片頭痛の予防につながります。

また、片頭痛の人にはうつ症状に悩む人も多く、うつは睡眠障害を併発する傾向が認められています。健やかな睡眠は、さまざまな疾病になるリスクを軽減できる重要な生活習慣といえます。

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