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熱中症や夏バテ予防―すぐに役立つ健康入浴法(5)

2016年12月28日

熱中症や夏バテ予防―すぐに役立つ健康入浴法(5)

夏バテなど暑い季節特有の不調の対策や熱中症の予防に、毎日の入浴が役立つことをご存じですか?「暑いからシャワーで済ませてしまおう」「お風呂はさっとつかるだけにしよう」と思いがちな夏こそ、湯船にしっかりつかることが、とても大切です。夏に効果的な入浴方法を知って、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

熱中症予防には、どんな入浴法が効果的ですか?

熱中症予防のカギとなる「暑熱順化」を知りましょう

高温多湿な環境にいると、過度に体温が上昇したり、脱水症状になったりします。すると、体にこもった熱をうまく逃がせず、熱中症が発生します。高温多湿な環境にいても、熱中症になる人とならない人がいるのは、年代や体調、服装といったさまざまな条件に左右されるためです。また、体が暑さに慣れる現象である「暑熱順化」が成立しているかも重要です。

通常は夏に向けて気温の上昇とともに自然と暑熱順化が成立しますが、その前に夏を迎えると、体温を調節する発汗機能がきちんと働かず、熱中症を引き起こしやすくなります。気温が真夏ほど高くなくても、梅雨明けの急に蒸し暑くなった日などに熱中症になる人が増えるのは、このためです。暑熱順化が成立すると、暑さへの耐性が高まって、低い体温でも発汗できるようになり、熱中症になりにくいといわれています。

暑くなる前からの入浴習慣で「暑熱順化」に取り組みましょう

日常生活の中で、暑熱順化を意識的に成立させる方法があります。それは、運動と入浴です。

(1)運動

運動の場合は、汗ばむ程度の運動を普段から継続するのがポイント。自力で汗をかける体に整えておくと、熱中症予防に有用です。

▼関連記事:コツ1.運動で発汗しやすい体にしておくと、夏が過ごしやすい!

(2)入浴

毎日の入浴も、暑熱順化を助けます。本格的な暑さが到来する前の5~6月頃から、「しっかり汗をかく入浴」を意識して行ってください。40℃くらいのぬるめのお湯に高濃度炭酸ガス入浴剤を入れて、10~20分ほどつかるのが目安。まずは2週間以上、継続してみましょう。

<入浴で暑熱順化するポイント>

夏バテ対策には、どんな入浴法が効果的ですか?

夏バテの主な原因は、自律神経のバランスの乱れです

夏の厳しい暑さは、エネルギー消耗や睡眠不足につながりやすく、疲労感を招きます。さらに、高温多湿な屋外とエアコンのきいた屋内の大きな温度差は、体温を調節する交感神経が働き続ける原因になり、自律神経のバランスが崩れます。夏バテの予防には、十分な睡眠や栄養バランスのとれた食生活、そして、交感神経を休める生活習慣を心がけることが大切です。

いつもよりぬるめのお湯で交感神経を休めましょう

「そろそろ暑くなったから夏バテに気をつけないと」と感じたら、毎晩の入浴を忘れずに。ぬるめのお湯につかると、副交感神経が優位になり、交感神経が休まるので、リラックス状態になり、自律神経のバランスを整えることができます。好きな香りの入浴剤を使えば、リラックス感がさらに高まります。

暑くてお湯につかりたくないという日は、「クールダウン浴」を取り入れてみませんか。おすすめの温度は37℃くらい。10~20分ほど湯船にじっくりつかりましょう。全身の血行が促され、体にこもった熱を効率的に逃がせるので、寝苦しい夜も涼やかに過ごすことができ、快眠にもつながります。また、清涼成分の入ったクールタイプの入浴剤を使うと、湯上りの肌のベタつきを抑え、スッキリ気持ちよくリフレッシュできます。

▼関連記事:こう毎日暑いと、気力も食欲もわかず、夏バテ状態から抜け出せない

<入浴で夏バテを予防するポイント>

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